画像編集を行なう上でのビデオカードの役割としては、デジカメから取り込んだ画像をビデオメモリに蓄え、ディスプレイに出力を行ないます。今回使用しているP5B-VMはマザーボード上にビデオカード機能が統合されたタイプのものとなりビデオカードを別途に用意しなくても使用することが可能です。しかしながらオンボードビデオカードのデメリットとしては、システムメモリをビデオメモリとして割当てを行いシステムメモリを消費してしまいます。
今回のお題である画像編集をスムーズに行なう事を考え、オンボードのビデオチップは使用せずにP5B-VMに備わっている拡張カードスロットにビデオカードを追加していきたいと思います。
以下の写真は、P5B-VMに備わっているPCI Express x16の拡張スロットです。ビデオカード拡張スロットにスロットには、そのほかにPCI、AGP(x1,x2,x4,x8)、PCI Express x1などが存在しますが、現在ビデオカード用で主流なものはPCI Express x16スロットになります。それぞれ形状、長さが、転送速度など異なる為、対応したスロットに挿入する必要があります。
| 規格 | サイズ | 伝送速度 |
| PCI Express x1 | 25mm | 250MB/秒 |
| PCI Express x16 | 89mm | 8GB/秒 |
| AGP x8 | 74.87mm | x8 で2.1GB/秒 |
続いて、以下はPCI Express x16用ビデオカードです。 このカードを先ほど写真にて説明したPCI Express x16スロットに差し込みます。
ケース背面にモニタ出力端子を出す為、ブラケットを取り外し、スロットにビデオカードを差し込みます。
取り付けが完了したところで、モニタから出ている入力ケーブルを、モニタ出力端子に接続してPCを起動してみましょう。