4. ネットワーク (Network)

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ID #1053

4.4 Ethernet (IEEE802.3)

コンピュータ通信の物理的な通信規格の一つです。

Ethernet装置はMACアドレスと呼ばれる固有のアドレスを持ち、 宛先と送信元のMACアドレスと送信データをCSMA/CD(Carrier Sense Multiple Access / Collision Detect ) と呼ばれる他のコンピュータから送信が無いときに送信することで 同じ通信線に繋がっている(コリジョンドメイン、またはブロードキャストセグメントと呼ばれる)全てのコンピュータに 対して送信する方法です。

ケーブルは様々なタイプがありますが、現在最もよく用いられるより対線(UTP)ケーブル方式 または光ケーブル方式です。 UTPケーブルは4対8線または2対4線のより対線を用い、光ケーブルは光ファイバ線を用います。

UTPケーブル方式の場合リピータハブまたはスイッチングハブなどで Ethernetネットワークに接続するコンピュータを追加することも可能です。 さらにUTPケーブル方式は相手コンピュータと1対1接続のときは コネクタの送信と受信のピン配線が交差しているクロスケーブルを用い、 ハブに接続する場合は何も配線が変わっていないストレートケーブルを用います。

規格によってはデータ線が2本あり、全2重通信が可能です。 そのため、実際にCSMA/CDの方式が完全に利用されるのは同軸ケーブルによるEthernetか 10Mbpsの通信速度ののEthernetネットワークのみで、 スイッチングハブではDRAMバッファに蓄える機能が あるので送信データ衝突を最小限にし、通信網の性能を最大限に引き出します。 したがってスイッチングハブのバッファ容量は、ハブ製品選定の重要な要素となります。

現在最大通信速度100MbpsのUTPケーブルを用いた100BASE-Tが一般では主流ですが、 最近は最大通信速度が1000bpsの1000BASE-Tも普及しつつあります。 また業務用では光ケーブルを用いた1000BASE-LXや1000BASE-SX、 さらに最大転送速度が10Gbpsである製品やケーブルも市場に出てきました。

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